#1 C++で学ぶ環境構築の基本
C++は、ゲーム開発や組み込み機器など、実行速度が重視される分野で今も広く使われている言語です。歴史が長く情報も豊富にある一方、環境構築でつまずきやすい言語としても知られています。この記事では、C++を学ぶための準備を解説します。
C++にはコンパイラが必要
PythonやJavaScriptと違い、C++にはパソコンにあらかじめ実行環境が入っていません。書いたコードを機械が理解できる形式に変換する「コンパイラ」というソフトウェアを、自分でインストールする必要があります。
OSごとのインストール方法
Windowsの場合
「MinGW」というツール一式を使うか、Microsoft公式の「Visual Studio」をインストールする方法が一般的です。初心者のうちは、エディタとデバッグ機能がセットになったVisual Studio(Community版は無料)を使うと迷いにくいでしょう。
macOS・Linuxの場合
macOSでは「Xcode Command Line Tools」、Linuxではg++というコンパイラをパッケージ管理ツール経由でインストールするのが一般的です。
ファイルをコンパイルして実行する
拡張子.cppのファイルを用意したら、次のようにコンパイルします。
g++ ファイル名.cpp -o app
生成された実行ファイルを動かします。
./app
エディタの選択肢
本格的な開発にはVisual Studioが便利ですが、より軽量な環境を好む場合はVS CodeにC/C++拡張機能を入れる方法もよく使われます。設定ファイル(tasks.jsonなど)を用意する必要があり、慣れるまでは少し手間がかかります。
CMakeというビルドツール
複数のファイルで構成される本格的なプロジェクトでは、コンパイルの手順そのものを管理する「CMake」というツールがよく使われます。プロジェクトが大きくなってきたら、手動でのコンパイルコマンドから移行を検討するとよいでしょう。
C++ならではの注意点
C++の環境構築でつまずく人の多くは、「コンパイラが見つかりません」というエラーに遭遇しています。これは大抵の場合、インストールしたコンパイラの場所がパソコンの設定(パス)に正しく登録されていないことが原因です。急がず、公式の手順に沿って一つずつ確認することが結局は近道になります。
まとめ
C++の環境構築は、他の言語に比べてやや手間がかかりますが、OSに合ったコンパイラを一つ選んで導入すれば道筋は決まっています。最初はVisual StudioなどのIDEに頼り、慣れてからコマンドラインやCMakeでの操作に挑戦するのもよい方法です。
本ページはプロモーションを含みます。
参考書籍(PR)
C++をもっと学びたい方には「新・明解C++入門編」がおすすめです。
PR
コードを書かずに自動化したい方へ
「学んだけど自分の作業に組み込む時間がない」という方向けに、ダブルクリックで動く Windows専用の自動化ツールをオーダーメイドで作成しています。気になる方は こちらをご覧ください。
コメント
コメントを投稿