#1 Scalaで学ぶ環境構築の基本
Scalaは、Javaと同じ土台(JVM)の上で動きながら、より簡潔な書き方ができる言語です。「オブジェクト指向」と「関数型」という2つの考え方を併せ持つ、やや独特な立ち位置の言語でもあります。この記事では、Scalaを学ぶための環境構築を解説します。
ScalaもJDKが土台になる
ScalaはKotlinと同様、JVM(Java Virtual Machine)の上で動く言語です。そのため環境構築の最初のステップとして、Javaの開発キットである「JDK」をインストールしておく必要があります。
sbtというビルドツール
Scalaの学習では、コンパイラを直接使うよりも「sbt」というビルドツールを使うのが一般的です。公式サイト(scala-lang.org)の案内に従ってインストールすると、Scala本体とsbtがまとめて使えるようになります。インストール後、次のコマンドで確認しましょう。
scala -version
プロジェクトを作って実行する
sbtを使うと、次のコマンドでプロジェクトのひな形を作成できます。
sbt new scala/scala-seed.g8
プロジェクトのフォルダに移動し、次のコマンドで実行します。
sbt run
REPLで手軽に試す
プロジェクトを作らず、簡単なコードをその場で試したい場合は、ターミナルでscalaとだけ入力するとREPL(対話的に実行できる環境)が起動します。
scala> val x = 10
scala> println(x * 2)
ちょっとした構文の確認や、標準ライブラリの動作を試すのに便利です。
エディタの選択肢
Scalaの開発には、IntelliJ IDEAにScalaプラグインを入れる方法や、VS CodeにMetalsという拡張機能を入れる方法がよく使われます。特にMetalsは無料で軽量なため、最初の一歩として試しやすい選択肢です。
Scalaならではの注意点
Scalaには「同じ処理を、オブジェクト指向的にも関数型的にも書ける」という柔軟さがあります。この柔軟さは長所である一方、入門段階では書き方の選択肢が多すぎて迷う原因にもなります。最初は1つの書き方(多くの入門書ではオブジェクト指向寄りの書き方)に絞って学び、慣れてから関数型の書き方を取り入れるのがおすすめです。
まとめ
Scalaの環境構築は、JDKを土台にsbtを導入するという流れです。sbt runやREPLで気軽に実行を試しながら、まずは基本の書き方に絞って学習を進めていきましょう。
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