#10 C#で学ぶコメント規約の基本
C#のコメントには、他の言語と共通する書き方に加えて、XMLドキュメントコメントという独自の仕組みがあります。この記事では、C#におけるコメントの書き方と、良いコメントの残し方を解説します。
コメントの書き方
// これは年齢を表す変数
int age = 20;
複数行のコメントは/* */を使います。
/*
* ここから先は入力チェックの処理
* 空文字や不正な形式を除外する
*/
XMLドキュメントコメント
C#には、///から始める「XMLドキュメントコメント」という書き方があります。
/// <summary>
/// 利用者に挨拶を表示する
/// </summary>
/// <param name="name">利用者の名前</param>
/// <returns>挨拶メッセージの文字列</returns>
static string Greet(string name) {
return $"こんにちは、{name}さん";
}
XML形式のタグで説明を書くのがC#の特徴で、Visual Studioなどのエディタは、この情報をコード補完時にそのまま表示してくれます。<summary>で概要、<param>で引数の説明、<returns>で戻り値の説明を書けます。
TODOコメントで作業を残す
後で対応する必要がある箇所には、// TODO: 説明という形式でコメントを残す習慣が広く使われています。Visual StudioはTODOコメントを「タスク一覧」として自動的にまとめて表示してくれるため、実装途中の箇所を見失いにくくなります。
条件付きコンパイルとコメントの違い
コードを一時的に無効化したいとき、コメントで囲むのではなく#if DEBUGのような条件付きコンパイルを使う方法もあります。
#if DEBUG
Console.WriteLine("デバッグ用のログ");
#endif
単なるコメントアウトと違い、ビルドの設定(Debug/Releaseなど)によって、そのコード自体をビルド結果に含めるかどうかを切り替えられます。動作確認用のコードを本番環境に残さないための仕組みとして使われます。
C#ならではの注意点
///と入力するだけで、多くのエディタが<summary>などのひな形を自動的に補完してくれます。ゼロから手で書く必要はほとんどないため、まずはこの自動補完を活用しながら慣れていくとよいでしょう。また、プロジェクトの設定でXMLドキュメントコメントからAPIドキュメントのファイルを自動生成することもでき、公開するライブラリのメソッドには特に丁寧に書いておく価値があります。
まとめ
C#のコメントは//が基本で、公開するメソッドにはXMLドキュメントコメントを書きます。エディタの自動補完やTODOコメントを活用して効率的に書きましょう。
本ページはプロモーションを含みます。
参考書籍(PR)
C#をもっと学びたい方には「確かな力が身につくC#「超」入門 第2版」がおすすめです。
PR
コードを書かずに自動化したい方へ
「学んだけど自分の作業に組み込む時間がない」という方向けに、ダブルクリックで動く Windows専用の自動化ツールをオーダーメイドで作成しています。気になる方は こちらをご覧ください。
コメント
コメントを投稿