#10 Dartで学ぶコメント規約の基本
Dartのコメントは、他の現代的な言語と共通する書き方に加えて、dartdocという説明書きの仕組みがあります。この記事では、Dartにおけるコメントの書き方を解説します。
コメントの書き方
// これは年齢を表す変数
var age = 20;
複数行のコメントは`/* */`を使います。ただしDartコミュニティでも、行ごとに`//`を繰り返す書き方の方が一般的です。
dartdocという仕組み
Dartには「dartdoc」という、`///`から始める説明書きの仕組みがあります。
/// 利用者に挨拶を表示する
///
/// [name] には利用者の名前を渡す
void greet(String name) {
print("こんにちは、$name さん");
}
この形式で書かれたコメントは、Flutterのパッケージなどで説明書きとして自動的に整形・公開される仕組みと連携しています。
クラスへのdartdoc
クラスにも同じ書き方でコメントを付けられます。特にFlutterのウィジェットを自作する場合、そのウィジェットが何をするものかを説明しておくと、後から使う自分自身や他のメンバーの助けになります。
/// ユーザーのプロフィール情報を表示するウィジェット。
///
/// [name] と [avatarUrl] を渡すことで表示内容が決まる。
class ProfileCard extends StatelessWidget {
final String name;
final String avatarUrl;
// ...
}
要約行と詳細説明の分け方
dartdocの慣習では、最初の1文を「要約」として扱い、空のコメント行を挟んでから詳細な説明を続けます。IDEの補完機能では最初の要約行だけが表示されることが多いため、1文目だけで内容が伝わるように書くことが推奨されています。
Dartならではの注意点
`[name]`のように角かっこで変数名を囲む書き方は、dartdoc独自の記法です。この部分は、生成された説明書きの中でリンクとして扱われます。他の言語のドキュメントコメントの書き方とは記法が異なる点に注意しましょう。またDartの公式パッケージサイト(pub.dev)では、dartdocのカバー率がパッケージの評価スコアに影響するため、公開パッケージを作る場合は積極的に書いておくと良い評価につながります。
まとめ
Dartのコメントは`//`が基本で、公開するAPIには`///`によるdartdocを書きます。角かっこを使った独自の記法、要約行から始める慣習も覚えておきましょう。
本ページはプロモーションを含みます。
参考書籍(PR)
Dartをもっと学びたい方には「ゼロから学ぶFlutterアプリ開発」がおすすめです。
PR
コードを書かずに自動化したい方へ
「学んだけど自分の作業に組み込む時間がない」という方向けに、ダブルクリックで動く Windows専用の自動化ツールをオーダーメイドで作成しています。気になる方は こちらをご覧ください。
コメント
コメントを投稿