#10 Javaで学ぶコメント規約の基本
Javaのコメントには、他の言語と共通する書き方に加えて、Javadocという伝統的な説明書きの仕組みがあります。この記事では、Javaにおけるコメントの書き方と、良いコメントの残し方を解説します。
コメントの書き方
// これは年齢を表す変数
int age = 20;
複数行のコメントは/* */を使います。
/*
* ここから先は入力チェックの処理
* 空文字や不正な形式を除外する
*/
Javadocという伝統的な仕組み
Javaには、/** */で始める「Javadoc」という、非常に歴史のあるドキュメント生成の仕組みがあります。
/**
* 利用者に挨拶を表示する
* @param name 利用者の名前
* @return 挨拶メッセージの文字列
*/
static String greet(String name) {
return "こんにちは、" + name + "さん";
}
@paramや@returnといった専用のタグを使って、引数や戻り値を説明するのが伝統的な書き方です。javadocコマンドを実行すると、これらのコメントからHTML形式のAPIドキュメントを自動生成できます。
TODOコメントで作業を残す
後で対応する必要がある箇所には、// TODO: 説明という形式でコメントを残す習慣が広く使われています。多くのIDEはTODOコメントを一覧表示してくれるため、実装途中の箇所を見失いにくくなります。
何を書くべきか
公開するクラスやメソッドには、Javadocで説明を書くことが長年の慣習として定着しています。企業システムなど、多くの人がコードを引き継いでいく場面で特に重視されます。
@deprecatedで非推奨を伝える
古いメソッドを残しつつ、新しいメソッドへの移行を促したい場合は@deprecatedタグが使えます。
/**
* @deprecated 代わりに greetV2 を使ってください
*/
static void greet(String name) { ... }
あわせてコード上に@Deprecatedというアノテーションも付けると、呼び出し箇所に取り消し線が表示され、コンパイラからも警告が出るようになります。
Javaならではの注意点
Javadocは書式が細かく決まっており、@paramの数が実際の引数と合っていないと、ツールによっては警告が出ることがあります。まずは基本的な@param・@returnから書き始めましょう。近年のJavaに追加された機能について書く際は、古いJavadocの慣習だけでなく、新しいバージョンに対応した書き方を確認しておくと安心です。
まとめ
Javaのコメントは//が基本で、公開するメソッドにはJavadocによる説明を書くのが伝統的な慣習です。@param・@returnといったタグの使い方や、TODOコメントも覚えておきましょう。
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