#10 Swiftで学ぶコメント規約の基本
Swiftのコメントには、他の言語と共通する書き方に加え、Xcodeと連携した便利な説明書きの仕組みがあります。この記事では、Swiftにおけるコメントの書き方と、良いコメントの残し方を解説します。
コメントの書き方
// これは年齢を表す変数
let age = 20
複数行のコメントは/* */を使います。Swiftの/* */は、他の言語と違い、コメントの中に別のコメントを入れ子にできるという珍しい特徴があります。
/* 外側のコメント
/* 内側のコメントも問題なく書ける */
ここまで外側 */
作業中のコードを一時的にまるごと無効にしたいとき、コメントの中にコメントが含まれていても壊れないため、動作確認のオン・オフを気軽に切り替えられます。
マークアップコメントという仕組み
Swiftには、///から始める「マークアップコメント」という説明書きの仕組みがあります。
/// 利用者に挨拶を表示する
/// - Parameter name: 利用者の名前
/// - Returns: 挨拶メッセージの文字列
func greet(name: String) -> String {
return "こんにちは、\(name)さん"
}
この書き方をしておくと、Xcode上で関数にカーソルを合わせた際に、整形された説明がポップアップで表示されます。- Parameterで引数の説明、- Returnsで戻り値の説明を書けるほか、簡単な例を示したいときは- Note:や- Important:といった見出し付きの補足も使えます。
TODOコメントで作業を残す
実装が未完成の箇所には// TODO:、動作は問題ないが後で見直したい箇所には// FIXME:という形式でコメントを残す習慣が広く使われています。Xcodeはこれらのコメントを認識し、ジャンプバーから一覧を確認できるようにしてくれます。
// TODO: エラーメッセージを多言語対応させる
func showError(message: String) { ... }
Swiftならではの注意点
マークアップコメントは、Xcodeとの連携で真価を発揮する機能です。Xcode以外のエディタで開発している場合は、表示のされ方が異なることがある点を覚えておきましょう。また、コメントはあくまで補助情報であり、コードそのものが変数名や関数名から意図を読み取れる状態(自己説明的なコード)が理想です。マークアップコメントを書く前に、そもそも名前をもっと分かりやすくできないか、一度見直してみるのもおすすめです。
まとめ
Swiftのコメントは//が基本で、///によるマークアップコメントがXcode上で便利に使えます。コメントを入れ子にできる/* */の特徴や、TODO・FIXMEコメントによる作業管理も覚えておきましょう。
本ページはプロモーションを含みます。
参考書籍(PR)
Swiftをもっと学びたい方には「これからつくる iPhoneアプリ開発入門」がおすすめです。
PR
コードを書かずに自動化したい方へ
「学んだけど自分の作業に組み込む時間がない」という方向けに、ダブルクリックで動く Windows専用の自動化ツールをオーダーメイドで作成しています。気になる方は こちらをご覧ください。
コメント
コメントを投稿