#14 Rustで学ぶ外部ライブラリの基本
Rustの外部ライブラリは、「クレート」という独自の呼び方をされ、以前の記事で触れたcargoを使って管理します。この記事では、Rustにおける外部ライブラリの使い方の基本と、コマンドでの追加方法を解説します。
Cargo.tomlに追加する
Rustでは、ライブラリ(クレート)をCargo.tomlという設定ファイルに書き加えます。
[dependencies]
rand = "0.8"
ファイルを保存してcargo buildまたはcargo runを実行すると、自動的にダウンロードされます。
cargo addコマンドで追加する
設定ファイルを手で編集する代わりに、コマンド一発でクレートを追加する方法もあります。
cargo add rand
このコマンドを実行すると、最新の安定版バージョンが自動的に調べられ、Cargo.tomlに書き加えられます。バージョンを覚えていなくてもよいため、手軽に導入したい場合に便利です。
ライブラリを使う
use rand::Rng;
let mut rng = rand::thread_rng();
let n: u32 = rng.gen_range(1..100);
println!("{}", n);
crates.ioという公式の置き場
Rustのクレートの多くは「crates.io」という公式サイトで公開されており、ここで名前やバージョンを検索してCargo.tomlに書き加えるのが基本の流れです。人気度(ダウンロード数)やメンテナンス状況もサイト上で確認できるため、導入前に一度目を通しておくと安心です。
依存関係のバージョンを固定する
クレートを追加すると、実際にインストールされた正確なバージョンの組み合わせがCargo.lockというファイルに記録されます。このファイルをチームで共有・バージョン管理しておくことで、開発者ごとに微妙に異なるバージョンのクレートが使われてしまう事態を防げます。
Rustならではの注意点
Rustでは「ライブラリ」ではなく「クレート」という呼び方をするのが特徴です。ドキュメントや会話の中でこの単語が出てきたら、他の言語でいう外部ライブラリのことだと理解しておきましょう。また、クレートには「ライブラリクレート」(他のプロジェクトから使われる部品)と「バイナリクレート」(実行可能なプログラムそのもの)の2種類があり、この違いを意識しておくと、Rustのプロジェクト構成への理解が深まります。
まとめ
Rustの外部ライブラリ(クレート)はCargo.tomlに書き加えて導入します。cargo addで手軽に追加でき、crates.ioで探し、useで読み込んで使います。
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