#15 TypeScriptで学ぶデバッグの基本
TypeScriptのデバッグは、JavaScriptと同じツールを使いますが、型のチェック自体がデバッグの手助けになるという特徴があります。この記事では、TypeScriptにおけるデバッグの基本的な方法を解説します。
console.log()と開発者ツール
TypeScriptはコンパイルされてJavaScriptになるため、デバッグの方法自体はJavaScriptと同じです。console.log()やブラウザの開発者ツールがそのまま使えます。
console.log("ageの中身:", age);
型チェックによる早期発見
TypeScriptの大きな利点は、実行する前の段階で、多くの間違いに気づけることです。「実行してみたらエラーだった」という状況になる前に、エディタが赤い波線でミスを教えてくれるため、デバッグの手間そのものを減らせます。
function add(a: number, b: number): number {
return a + b;
}
add("3", "5"); // エディタが赤い波線で即座に指摘してくれる
ソースマップという仕組み
TypeScriptのコードは一度JavaScriptに変換されるため、そのままではデバッグ時に元のTypeScriptのコードが表示されません。「ソースマップ」という仕組みを設定しておくことで、変換後のコードではなく、実際に書いたTypeScriptのコード上でデバッグできるようになります。
{
"compilerOptions": {
"sourceMap": true
}
}
tsconfig.jsonにこの設定を追加しておくと、ブラウザの開発者ツールでブレークポイントを置く際も、TypeScriptの行番号のまま止められます。
strictモードでより多くの間違いを検出する
tsconfig.jsonで"strict": trueを有効にすると、型チェックがより厳格になり、暗黙的なany型の使用や、nullかもしれない値への不用意なアクセスなど、より多くの潜在的なバグを実行前に検出できるようになります。
TypeScriptならではの注意点
ソースマップの設定を忘れると、ブラウザの開発者ツールに変換後の読みにくいJavaScriptが表示されてしまいます。開発環境のセットアップの際に、ソースマップが有効になっているか確認しておきましょう。
まとめ
TypeScriptのデバッグはJavaScriptと同じツールを使いますが、型チェックによって多くの間違いを事前に防げます。ソースマップやstrictモードの設定も忘れずに行いましょう。
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