#7 Pythonで学ぶ配列(リスト)の基本

複数の値をまとめて扱うためのデータ構造を、多くの言語では「配列」と呼びますが、Pythonでは「リスト」という名前でよく似た機能が提供されています。この記事では、Pythonにおけるリストの基本的な使い方を解説します。

リストを作ってみる

Pythonのリストは、角かっこ[]で値を囲んで作ります。

fruits = ["りんご", "みかん", "ぶどう"]

Pythonのリストは、あらかじめ大きさを決める必要がなく、異なる種類のデータ(文字列と数値など)を混ぜて入れることもできます。

要素にアクセスする

リストの中の特定の値は、順番を表す番号(添字)を使って取り出します。Pythonの添字は0から始まります。

print(fruits[0]) # りんご
print(fruits[-1]) # ぶどう(末尾から数える)

-1のように負の添字を使うと、末尾から数えてアクセスできるのもPythonらしい特徴です。

値を追加・削除する

リストの最後に値を追加するにはappend()を使います。

fruits.append("メロン")

値を削除するにはremove()を使います。

fruits.remove("みかん")

リスト内包表記で新しいリストを作る

Pythonには「リスト内包表記」という、既存のリストから新しいリストを簡潔に作れる書き方があります。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
doubled = [n * 2 for n in numbers]
evens = [n for n in numbers if n % 2 == 0]

他の言語のmap・filterに相当する処理を、1行で読みやすく書けるのが特徴です。

スライスという便利な機能

Pythonには「スライス」という、リストの一部分をまとめて取り出せる独自の機能があります。

print(fruits[0:2]) # 最初の2件を取り出す

この機能は他の言語にはあまり見られない、Pythonらしい便利な仕組みです。

Pythonならではの注意点

Pythonのリストは大きさを自由に変えられる分、他の言語の「固定長の配列」とは性質が異なります。学習が進むと「タプル」という、後から変更できない似たデータ構造にも出会いますが、まずはリストの基本操作をしっかり押さえましょう。

要素数と合計を調べる

print(len(fruits)) # 要素数
print(sum([1, 2, 3])) # 合計(数値のリストのみ)

まとめ

Pythonのリストは[]で作り、添字でアクセスし、append()・remove()で操作します。スライスやリスト内包表記という便利な機能も、ぜひ活用してみましょう。


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