#2 C#で学ぶ変数とデータ型の基本

C#はJavaとよく似た書き方をする言語ですが、変数の扱いにはいくつか独自の便利な仕組みがあります。この記事では、C#における変数の作り方と、代表的なデータ型について解説します。

型を明示して変数を作る

C#の変数は、Javaと同じように型を明示して作ります。

int age = 20;

代表的なデータ型

C#の基本的なデータ型には、次のようなものがあります。

  • 整数(int)
  • 浮動小数点数(double)
  • 文字列(string)
  • 真偽値(bool)

varによる型推論

C#にはvarというキーワードがあり、代入する値から型を自動的に判断してくれます。

var age = 20;      // int型と推論される
var name = "太郎"; // string型と推論される

この場合も、変数の型自体はintに固定されており、後から文字列を代入することはできません。「型を書くのを省略できるだけ」というのがポイントです。

読み取り専用を表すconst・readonly

値を変更されたくない変数には、constやreadonlyというキーワードを使います。

const int MAX = 100;

設定値のように、プログラムの実行中ずっと変わってほしくない値に使うと、うっかりミスを防げます。constはコンパイル時に値が確定している必要があるのに対し、readonlyは実行時に一度だけ値を設定できる、という違いもあります。

タプルで複数の値をまとめる

1つの変数に複数の値をまとめて持たせたい場合、C#にはタプルという書き方があります。

(string name, int age) person = ("太郎", 20);
Console.WriteLine(person.name);

専用のクラスを定義するほどではない、ちょっとした値の組み合わせを扱いたいときに便利です。

C#ならではの注意点

C#には「Nullable型」という仕組みがあり、通常は値が入っている前提の型(int など)に対して、int?のように書くことで、値がない状態(null)も許容できるようになります。データベースの値など、「値が存在しないかもしれない」場面を扱う際によく使われる書き方なので、覚えておくとよいでしょう。

数値の桁区切り

大きな数値リテラルには、読みやすくするためにアンダースコアを桁区切りとして挿入できます。

int million = 1_000_000;

アンダースコアはコンパイル時に無視されるため、実際の値には影響しません。

まとめ

C#の変数は型を明示するのが基本ですが、varによる型推論も広く使われています。const・readonlyによる変更禁止の指定やタプルも合わせて覚えておくと、意図が伝わりやすいコードになります。


本ページはプロモーションを含みます。

参考書籍(PR)

C#をもっと学びたい方には「確かな力が身につくC#「超」入門 第2版」がおすすめです。


PR

コードを書かずに自動化したい方へ

「学んだけど自分の作業に組み込む時間がない」という方向けに、ダブルクリックで動く Windows専用の自動化ツールをオーダーメイドで作成しています。気になる方は こちらをご覧ください。

コメント

このブログの人気の投稿

#25 Rustで学ぶAI API(ChatGPT等)の呼び出し方の基本

#8 C++で学ぶ文字列操作の基本

#16 TypeScriptで学ぶ辞書型(マップ)の基本