#2 Kotlinで学ぶ変数とデータ型の基本

Kotlinの変数には、「val」と「var」という2つのキーワードがあります。この記事では、Kotlinにおける変数の作り方と、代表的なデータ型について解説します。

valとvarの使い分け

Kotlinでは、変更できない変数にはval、変更できる変数にはvarを使います。

val name = "太郎"
var age = 20

valで作った変数に後から別の値を代入しようとすると、実行前の段階でエラーになります。Kotlinでは、まずvalを使うことを基本とし、値を変える必要がある場合だけvarに切り替える書き方が推奨されています。

代表的なデータ型

Kotlinの基本的なデータ型には、次のようなものがあります。

  • 整数(Int)
  • 浮動小数点数(Double)
  • 文字列(String)
  • 真偽値(Boolean)

Kotlinには型推論があるため、多くの場合、型名を書かなくても代入する値からKotlinが自動で判断してくれます。型を明示したい場合はval age: Int = 20のように書きます。

null許容型という考え方

Kotlinには、変数が「値なし(null)」を許すかどうかを型で区別する仕組みがあります。通常のString型にはnullを入れられませんが、String?のように「?」を付けると、null を許容する型として扱われます。

var nickname: String? = null

この仕組みにより、「値がないかもしれない」ことをコードの見た目だけで判断できるようになっています。

const valという特別な定数

コンパイル時に値が確定している定数には、const valという書き方もできます。

const val MAX_SCORE = 100

通常のvalと違い、クラスや関数の外側(トップレベル)、またはobjectの中でのみ使える、コンパイル時定数専用の書き方です。

Kotlinならではの注意点

Java経験者がKotlinを学ぶと、「変数の型を書く順番が逆」だと感じることがあります。Javaでは型 変数名の順番ですが、Kotlinでは変数名: 型の順番になります。この並び順の違いに最初は戸惑うかもしれません。

数値の桁区切り

大きな数値リテラルには、読みやすくするためにアンダースコアを桁区切りとして挿入できます。

val million = 1_000_000

まとめ

Kotlinの変数は、valを基本としつつ、必要に応じてvarを使うのが推奨される書き方です。null許容型やconst valという仕組みも、Kotlinらしい安全性の工夫のひとつです。


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