#2 PHPで学ぶ変数とデータ型の基本

PHPの変数には、他の言語と違う大きな特徴があります。それは、変数名の先頭に必ず「$」という記号を付けるという書き方です。この記事では、PHPにおける変数の作り方と、代表的なデータ型について解説します。

$記号を付けて変数を作る

PHPでは、変数名の前に必ず「$」を付けます。

$age = 20;

この「$」を忘れると、正しく動作しないので注意しましょう。他の言語からPHPに入った人が、最初につまずきやすいポイントのひとつです。

代表的なデータ型

PHPの基本的なデータ型には、次のようなものがあります。

  • 整数(int)
  • 浮動小数点数(float)
  • 文字列(string)
  • 真偽値(bool)

今の型を確認したいときは、gettype()という機能を使います。

echo gettype($age);

動的型付けという考え方

PHPもPython同様、変数の型を宣言せずに使える「動的型付け」の言語です。同じ変数に、後から違う型の値を代入することもできます。

$value = 10;      // 最初は整数
$value = "太郎";  // 後から文字列に変わる

型を明示することもできる

関数の引数や戻り値には、型を明示的に指定することもできます。

function add(int $a, int $b): int {
    return $a + $b;
}

型を指定しておくと、間違った型の値が渡された際にエラーとして気づきやすくなります。変数自体には型を宣言できませんが、関数の入出力には型を付けられる、という組み合わせがPHPの特徴です。

null許容型という書き方

変数が値を持たない可能性がある場合、型の前に?を付けて表すことができます。

function greet(?string $name) {
    echo "こんにちは、" . ($name ?? "ゲスト") . "さん";
}

?stringは「文字列またはnull」を意味し、nullが許容される場面をコード上で明示できます。

PHPならではの注意点

PHPには、値の中身だけを比べる「==」と、値と型の両方を比べる「===」という、2種類の比較の書き方があります。例えば数値の0と文字列の"0"は、「==」では等しいと判定されますが、「===」では異なると判定されます。この違いを知らずに使うと、意図しないバグの原因になりやすいため、基本的には型まで厳密に比較する「===」を使うことが推奨されています。

まとめ

PHPの変数は「$」記号を付けるのが最大の特徴です。動的型付けの手軽さと、「==」「===」の違い、関数への型指定という3つのポイントを押さえておくと、思わぬバグを防げます。


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