#2 Swiftで学ぶ変数とデータ型の基本
Swiftの変数の作り方は、Kotlinと似た考え方を採用しています。この記事では、Swiftにおける変数の作り方と、代表的なデータ型について解説します。
letとvarの使い分け
Swiftでは、変更できない値にはlet、変更できる値にはvarを使います。
let name = "太郎"
var age = 20
Swiftの公式ガイドでも、まずletを使い、後から値を変える必要が出てきた場合のみvarに変更することが推奨されています。これにより、意図しない値の書き換えを防ぎやすくなります。
代表的なデータ型
Swiftの基本的なデータ型には、次のようなものがあります。
- 整数(Int)
- 浮動小数点数(Double)
- 文字列(String)
- 真偽値(Bool)
Swiftには型推論があるため、値を代入するだけで型を自動的に判断してくれます。型を明示したい場合は、次のように書きます。
let age: Int = 20
オプショナル型という独特の仕組み
Swiftには「オプショナル型」という、値が存在しない可能性を型として表現する仕組みがあります。通常の型の後ろに「?」を付けると、値が入っていない(nil)状態も許容する型になります。
var nickname: String? = nil
「値があるはず」と思い込んで処理を進めた結果エラーになる、という事故を防ぐための工夫です。最初は独特に感じますが、安全性を高めるための重要な仕組みです。
暗黙的にアンラップされたオプショナル
「初期化のタイミングでは値が無いが、使う時点では必ず値が入っているはず」という特殊な場面向けに、!を使った書き方もあります。
var name: String!
通常のオプショナル型と違い、値を取り出す際に?を付けずそのまま使えますが、実際に値が無い状態で使うとエラーになるため、多用は避けたほうが安全です。
Swiftならではの注意点
Swiftの文字列(String)は、単なる文字の羅列ではなく、絵文字などを含む複雑な文字表現も正しく扱えるよう設計されています。そのため、他の言語の感覚で「1文字ずつ処理する」コードを書くと、想定と違う挙動になることがあります。
タプルで複数の値をまとめる
1つの変数に複数の値をまとめて持たせたい場合、Swiftにはタプルという書き方があります。
let person = (name: "太郎", age: 20)
print(person.name)
まとめ
Swiftの変数はletを基本とし、オプショナル型によって「値がない」状態を安全に扱えるよう設計されています。この2つの考え方を押さえておくと、Swiftらしいコードが書けるようになります。
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