#2 TypeScriptで学ぶ変数とデータ型の基本

TypeScriptの大きな特徴は、変数に「型注釈」を付けられることです。この記事では、TypeScriptにおける変数の作り方と、型を明示する書き方の基本を解説します。

JavaScriptと同じlet・const

TypeScriptでも、変数の作り方自体はJavaScriptと同じで、letとconstを使います。

let age: number = 20;

JavaScriptと違うのは、変数名の後ろに「: number」のように型を書き足せる点です。これを「型注釈」と呼びます。

代表的な型の書き方

TypeScriptでよく使う型には、次のようなものがあります。

  • number: 数値
  • string: 文字列
  • boolean: 真偽値
  • string[]: 文字列の配列

型注釈を付けておくと、その変数に間違った型の値を入れようとした時点で、実行前にエラーとして教えてもらえます。

型注釈は省略できる(型推論)

TypeScriptには「型推論」という賢い仕組みがあり、代入する値を見て型を自動で判断してくれます。そのため、次のように型注釈を省略しても、内部的にはnumber型として扱われます。

let age = 20;

変数の型がひと目でわかりにくい場面や、関数の引数などでは型注釈を明示し、それ以外では型推論に任せる、という使い分けが一般的です。

複数の型を許容するunion型

1つの変数に複数の種類の型を許したい場合は、|を使って型を組み合わせられます。

let id: number | string;
id = 123;    // OK
id = "abc";  // OK
id = true;   // コンパイルエラー

anyとunknownの違い

「型を決めたくない」場合の型としてanyがありますが、これは型チェックを完全に無効化してしまうため、多用は推奨されません。安全に「何でも入る」型を扱いたい場合はunknownを使い、実際に使う前に型を確認する書き方が推奨されます。

TypeScriptならではの注意点

JavaScriptの経験がある人ほど、「今まで自由に型を変えられたのに、TypeScriptではエラーになる」と戸惑うことがあります。これは、実行前の段階で型の間違いに気づけるようにするための、TypeScriptの意図的な仕組みです。エラーが出たら、変数に入れようとしている値の型を見直す習慣をつけましょう。

まとめ

TypeScriptの変数は、JavaScriptと同じlet・constに「型注釈」を加えられるのが最大の特徴です。union型やunknownも含め、型推論に任せられる部分と明示したほうがよい部分を見極めながら書いていくとよいでしょう。


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