#3 Pythonで学ぶ演算子の基本

プログラムの中で計算や比較を行うための記号を「演算子」と呼びます。この記事では、Pythonの基本的な演算子と、他の言語にはないPythonならではの演算子について解説します。

算術演算子

数値の計算に使う演算子には、次のようなものがあります。

  • + 足し算
  • - 引き算
  • * 掛け算
  • / 割り算(常に小数で結果が返る)
  • // 割り算の商(小数点以下切り捨て)
  • % 割り算の余り
  • ** べき乗

特に**(べき乗)は、他の多くの言語には存在しないPythonらしい演算子です。

比較演算子

2つの値を比べるための演算子です。

  • == 等しい
  • != 等しくない
  • > < 大小比較

比較の結果は、真偽値(TrueまたはFalse)として返されます。範囲の判定は18 <= age < 65のように連続して書けるのもPythonの特徴です。

論理演算子

Pythonの論理演算子は、他の言語のような記号ではなく、英単語で書くのが特徴です。

  • and かつ
  • or または
  • not 否定

他の言語で使われる&&や||と違い、英単語をそのまま使うため、初めて見ても意味が推測しやすい点がPythonの読みやすさにつながっています。

複合代入演算子

「変数に加算してから代入し直す」処理をまとめて書ける複合代入演算子も使えます。

count = 0
count += 1  # count = count + 1 と同じ
count **= 2 # count = count ** 2 と同じ

メンバーシップ演算子in

ある値がリストや文字列に含まれているかを調べるにはinを使います。

fruits = ["りんご", "みかん"]
print("りんご" in fruits) # True
print("太" in "太郎")     # True

否定したい場合はnot inと書きます。

Pythonならではの注意点

/は必ず小数の結果を返す、という点は特に注意が必要です。整数同士の割り算のつもりで/を使うと、10 / 3は3.333...という小数になります。整数の商だけが欲しい場合は//を使いましょう。

アイデンティティ演算子is

==が値の中身を比較するのに対し、isは「同じオブジェクトかどうか」を比較します。Noneとの比較には慣習としてisを使います。

value = None
if value is None:
    print("値がありません")

まとめ

Pythonの演算子は、算術・比較・論理の3種類を押さえておけば基本は十分です。//と/の違い、and・or・notという英単語での書き方、isと==の違いは、Pythonらしい特徴として覚えておきましょう。


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