#8 Dartで学ぶ文字列操作の基本
Dartの文字列操作は、他の現代的な言語と似た読みやすい埋め込みの書き方が使えます。この記事では、Dartにおける文字列操作の基本を解説します。
文字列補間という便利な書き方
Dartには、`$`で変数を埋め込める「文字列補間」があります。
var greeting = "こんにちは、$name さん";
計算結果など、変数以外の式を埋め込みたい場合は`${}`を使います。
var message = "文字数は${name.length}です";
よく使う文字列操作
name.length文字数を調べるname.toUpperCase()大文字に変換するname.replaceAll("A", "B")文字を置き換える(すべて置換)name.replaceFirst("A", "B")文字を置き換える(最初の1つだけ)name.split(",")指定した記号で分割するname.trim()前後の空白を取り除く
複数行の文字列
改行を含む長い文字列を書きたい場合は、シングルクォート・ダブルクォートをそれぞれ3つ重ねる書き方が使えます。
var message = '''
こんにちは。
ご利用ありがとうございます。
''';
文字列と数値の相互変換
文字列を数値に変換したい場合は`int.parse`や`double.parse`、逆に数値を文字列にしたい場合は`toString()`を使います。
int num = int.parse("123");
String s = 456.toString();
変換に失敗する可能性がある場合は、例外を投げない`int.tryParse`を使うと安全です(失敗時は`null`が返ります)。
Dartならではの注意点
`replaceAll`という名前は、他の言語の`replace`とは少し違い、「すべて置き換える」という意味が名前に含まれています。似たような機能でも言語によって名前の付け方が異なるため、公式ドキュメントで正確な名前を確認する習慣をつけると安心です。また、ユーザー入力のような信頼できない文字列を数値に変換する場面では、`parse`ではなく`tryParse`を使い、`null`チェックを行うことで、不正な入力による例外クラッシュを防げます。
まとめ
Dartの文字列操作は`$`・`${}`による文字列補間が基本です。`replaceAll`/`replaceFirst`の使い分け、複数行の書き方、数値との相互変換もあわせて覚えていきましょう。
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