#8 TypeScriptで学ぶ文字列操作の基本

TypeScriptの文字列操作は、JavaScriptと全く同じ機能を使います。この記事では、TypeScriptにおける文字列操作の基本と、型が加わることの利点を解説します。

文字列を連結する

const name: string = "太郎";
const greeting: string = `こんにちは、${name}さん`;

JavaScriptと同様、テンプレートリテラルを使った埋め込みが読みやすくおすすめです。

よく使う文字列操作

  • text.length 文字数を調べる
  • text.toUpperCase() 大文字に変換する
  • text.split(",") 指定した記号で分割する
  • text.trim() 前後の余分な空白を取り除く

これらはJavaScriptと全く同じ書き方です。

型が付くことによる安全性

TypeScriptでは、変数の型がstringだと決まっていれば、その変数に対して文字列専用の機能(toUpperCase()など)を安心して呼び出せます。逆に、数値かもしれない変数に対してうっかり文字列専用の機能を呼び出そうとすると、実行前にエラーとして教えてもらえます。

function shout(text: string): string {
    return text.toUpperCase();
}

shout(123); // コンパイルエラー: numberはstringに割り当てられません

テンプレートリテラル型という応用

比較的新しいTypeScriptには、文字列の「形」自体を型として表現できる、テンプレートリテラル型という機能もあります。

type Greeting = `こんにちは、${string}さん`;

const a: Greeting = "こんにちは、太郎さん"; // OK
const b: Greeting = "やあ、太郎";           // コンパイルエラー

決まった形式の文字列(IDの接頭辞やCSSのクラス名など)を扱う場面で活用されます。

TypeScriptならではの注意点

text.split(",")のように、文字列を分割した結果は「文字列の配列(string[])」になります。この戻り値の型もTypeScriptがきちんと認識してくれるため、分割した後の値に対しても、型に応じた安全な操作を続けられます。文字列を扱う関数を書くときは、引数や戻り値にstringと明示しておくことで、意図しない値が紛れ込むミスを防げます。

まとめ

TypeScriptの文字列操作はJavaScriptと同じですが、型による安全性が加わっています。戻り値の型も意識しながら、安心してメソッドをつなげていきましょう。


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