#9 PHPで学ぶ関数の基本

PHPの関数は、C言語系の言語に共通する標準的な書き方が基本です。この記事では、PHPにおける関数の基本と、実務でよく使う書き方を解説します。

関数を作ってみる

PHPではfunctionというキーワードを使います。

function greet($name) {
    echo "こんにちは、{$name}さん";
}

greet("太郎");

値を返す関数

function add($a, $b) {
    return $a + $b;
}

$result = add(3, 5);
echo $result; // 8

echoが画面に直接出力するのに対して、returnは呼び出し元に値を「返す」点が違います。返した値は変数に代入したり、別の処理に使い回したりできます。

デフォルト引数

function greet($name = "ゲスト") {
    echo "こんにちは、{$name}さん";
}

greet(); // こんにちは、ゲストさん

引数を省略した場合に使われる初期値をあらかじめ指定できます。呼び出し側は必要なときだけ値を渡せばよく、コードがすっきりします。

可変長引数を受け取る

いくつ引数が渡されるか決まっていない場合は、...(3つのドット)を使うと、複数の引数を配列としてまとめて受け取れます。

function sum(...$numbers) {
    return array_sum($numbers);
}

echo sum(1, 2, 3, 4); // 10

型を指定することもできる

比較的新しいPHPでは、引数や戻り値に型を指定することもできます。

function add(int $a, int $b): int {
    return $a + $b;
}

型を指定しておくと、間違った型の値が渡された際にエラーとして気づきやすくなります。特にチームでの開発や、後から自分でコードを読み返すときに、関数がどんな値を受け取り何を返すのかが一目で分かるメリットがあります。

PHPならではの注意点

PHPの変数名には必ず$が付きますが、関数名には$を付けません。関数を定義する側にも呼び出す側にも$が付かない点は、変数との書き分けとして意識しておきましょう。また、PHPの組み込み関数(countやarray_sumなど)は自分で定義した関数と同じ感覚で呼び出せるため、車輪の再発明をしていないか、まずは公式マニュアルで既存の関数を探す習慣をつけると効率的です。

まとめ

PHPの関数はfunctionで定義し、returnで値を返せます。デフォルト引数や可変長引数(...)を使うと柔軟な呼び出しができ、型指定は任意ですが指定しておくと安全性が高まります。変数と関数で$の有無が違う点にも注意しましょう。


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